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L(MEME)& 綴(tzkwym) 対談インタビュー

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MEME(メメ) & tzkwym(ツヅキヲヨム)の2マンライブ「血湧き肉躍る」が去年に続き、今年は東名阪で開催される。2人はアーティスト同士、ファン同士の全体をパワーアップさせる!


■まずはtzkwym さんがVijuttoke初登場になりますので、まずはご紹介からお願いします。


綴:去年2月29日が閏年だったんですが、この日程が語呂合わせで「ツヅク」なので、4年に1度の日なので何かやりたいと思って2023年の夏前には構想を練っていて、今まで作ってきた音楽を再構築してやったら面白いなと考えて、秋口ぐらいから10何曲ぐらい作って2024年の2月29日にハコも押さえてワンマンをしようと思ったのがはじまりですね。


■コンセプトなんかもあったんですか?


綴:自分の作って来た曲の再構築なので、新しいものを作るというよりは、今の自分が歌ったらこっちかなとか、今自分が表現する歌詞はこの方向かなとかそんなのが大きいですね。


■今自分が表現する歌詞とは?


綴:自分が書く歌詞は、自分が経験した事と、本当脳味噌の中だけの事なので、あんまり第三者が関わってこないんですよね。伝わらなくても良いし、伝わってもそれが合ってなくても良いし、頭の中をズボッと取ったのを文字にしているだけですね。こういう事を書きたいというよりは私生活を書いているに近いですね。


■tzkwym(ツヅキヲヨム)、このソロの名前には色んな思いが詰まっているのかと思い、どうしてこの名前になったのかを聞いてみたいです。


綴:綴がいなかった空白の時間が7年もあったんですよね。ちゃんとその続きを作っていこうと意味もあります。


■MEMEのご紹介もお願いします。


L:MEMEは僕のソロです。殺人鬼、怨霊、悪魔を媒介する音楽。ヒト型ヒト以外。君を殺すHEROです。


■去年、この2組の2マン「血湧き肉躍る」が東京と名古屋で開催されました。この「血湧き肉躍る」というタイトル、どちらが付けたのでしょうか?そしてこのタイトルに込められている意味とは?


L:自分が付けました。言葉そのままです。互いの音楽が、自分自身含め見る全員にとってそうあればいいという願いを込めています。


綴:漫画のキングダムを思い浮かべていました……


■実際そのツーマンを去年やってみて、どんな2日間になりましたか?


綴:あんまり何も思わないと言うと語弊があるかもしれませんが、ライブ中って自分の事だけを考えていて、そんなにフロアがどうとか考えないんですよね。その中このツーマンで感じたのは、MEMEのファンが凄く温かい事ですね。他の対バンと違って、ちゃんと真剣に見てくれるのが伝わって来て、またお互いのアーティストをもっと見てもらいたいと思ったので、今年もう1回東名阪でやろうという話になりましたね。


L:ツーマンというよりタイマンですよね!シンプルに武器はお互いの中にあるモノ以外にはない訳で、それがヒリヒリとギラギラとしていて燃えました。


■先ほど東名阪の話が出ましたが、今年3月に東名阪にて再度「血湧き肉躍る」が開催されます。去年よりパワーアップさせる為に、何か考えている事はありますか?


L:前回より更に深く絡めると思います。ドロドロ。ゴウゴウ。ギラギラです。


綴:まず2組でアー写を撮りました。後、お互いの曲をカバーしあったら面白いんじゃないかとも話もしています。ライブ中に乱入とか、一緒に歌い合うとか、絆って言うとちょっと気持ち悪いですが、アーティスト同士、ファン同士の全体がパワーアップすれば良いかな。


■今回の合同アー写ですが、コンセプトなんかはあったんですか?


L:最初、マフィアとか、上裸、上半身血まみれとか何個か提案しました。


綴:血まみれは流石に……と思ったのですが中華街が撮影候補地に上がっていたので、中華街で撮影出来たら面白いよねって話から今回のアー写になりました。


■tzkwymから見たMEMEとは?


綴:色んな事をやっていたり、コンセプトも面白いし、各々ソロで活動している2人ではありますが、自分とは全然違う引き出しでやっている人だなって思います。


■MEMEから見たtzkwymとは?


L:僕はそもそも挑戦者なので。一緒にやれて光栄です。僕にとっては毒入りの栄養みたいなものです。tzkwymのライブを見ると沸るんです。だけど油断すれば僕の魂はボロボロになってしまいます。そんなモノ普通にはなかなかないので毎回ワクワクします。


■少し話は戻ってしまいますが、tzkwymがはじまるまでに7年の沈黙があった訳ですが、ソロでやろうと思ったきっかけってあったんですか?


綴:とにかく歌いたかったので、メンバー集めてとか、サポート入れてリハスタに入るよりも、1人でステージに立つのが一番早いと思ったし、自分で作って自分だけで全部完結させて……全て自分の責任でステージに立ちたかったんです。


■お互い少し宣伝部分で、tzkwymは去年1st album「A CONNECTIV SISTEM」をリリースしております。どんなアルバムになっていますか?


綴:綴はこういう音楽をやっている名刺的な作品です。


■その中で1曲PICK UPして下さい。


綴:最初に作ったのが「SECRET No.04」なんですが、1人でやると決めた時に、バンドサウンドじゃないかもしれないと思って、全部ピコピコした打ち込みのゲームサウンドみたいにして、8bitぽいサウンドを作り出したのがこの曲です。結局この後からバンドサウンドでも作りはじめるんですが、1人でやる際に、メンバーがいないならこのサウンドかもと思ったきっかけの曲でしたね。


■1人で作曲していて大変な事はありますか?


綴:全く無いです。結構歩いていたりする時に、この構成とかこの感じとか、頭に降りて来たりして、頭の中でメロディが鳴ったりします。そんな時にすぐiPad等で打ち込みをしたりしますね。


■音に対しての拘りとかあるんですか?


綴:最終MIXは親友に投げているんですが、その親友を信用しているので、自分としては特に拘りはありません。


■MEMEは、去年配信アルバムPetroglyphs (ペトログリフ)をリリースしております。こちらはどんなアルバムになりましたか?


L:今僕の中にある怨楽の塊です。どんな言葉を吐いても、この中にある事が全てでピュアなものしかない作品になっています。


■tzkwymとして今後の目標はあるんですか?


綴:tzkwymは続きを読んでいるから終わりとかも無いし、これで売れてやるとかもないんです。tzkwymがあれば、いつでもステージに立てるし、自分一人で完結するので一生続ける事も出来るし……今後も長く楽しく続けられる事が一番かなと思います。最後に宣伝という部分では2月から全曲サブスクが解禁されています。


■綴からはVijuttoke初登場という事で沢山コメントをもらったけど、Lくんこの2組で目指す場所とは?


L:場所というより、僕らだから歩ける道ってのがあるんじゃないかと思っています。この道がどこへ続くのかを楽しみたいですね。


■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。


綴:音楽はずっと続けて行くので……会いたくなったら会いに来てくれたら幸せです。


L:人間の皆さん。うらめしやぁぁああああああああああああ




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(*こちらの記事はVijuttoke25年2月号にて掲載されております。)

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